【成都】巷子肥腸 | 路地裏の中華名物
“拌肥腸” バンフェイチャン
丁寧に下ごしらえをしたモツを各調味料で和えた冷菜。味は麻辣。
“拌拐肉” バングァイロウ
柔らかい肘肉を各調味料で和えた冷菜。味は麻辣。
“拌茄子” バンチエズ
柔らかな茄子をピリ辛な冷菜。店主一押しの逸品。
白もつならここ！路地裏の名店が中華名物に
２０世紀初期の中国は制度改革により、業績が思わしくない企業は財産を差し押さえられ、たくさんの人が職を失った時代。巷子肥腸の店主もその激動の時代を生きた一人。「当時を振り返ると、安定した収入を得るのが難しかったよ」と威勢のいい店主、林さんは話してくれました。
モツを食べるのが好きで、自分でモツを料理するのも好きだという林さん。それなら食いつなぐためにもモツを売りにした店をやってみようと！路地裏で小さなモツ屋を始めます。名もない路地裏のモツ屋は次第にファンを増やします。そして２００１年、店の名前を「巷子肥腸」と命名。巷子とは路地、肥腸はモツという意味。
丁寧な仕事は評判を呼び、四川TV、成都TVのグルメ番組が度々、取材に訪れる人気店に。そして２０１１年には中華名物として中国政府から「中華名小吃」の称号を与えられるまでになりました。
外から見るとどこにでもある普通の店。一歩足を踏み入れると威勢のいい店主が大声で厨房に指示をしているのが聞こえます。きっとこうやって道を切り開いてきたのかなと想像するのでした。
食べ方
料理は冷菜のみ。ビールに合うし、ごはんがすすむ料理ばかり。
注文方法
拌肥腸、拌拐肉を注文する場合。「拌」は合えるという意味。
「拌肥肠，一份」 (バンフェイチャン、イーフェン)
「拌拐肉，一份」 (バングァイロウ、イーフェン)
基本情報
| 価格、おすすめ | 拌肥腸１８元、拌拐肉１８元 |
|---|---|
| 住所 | 四川省成都市科华巷2号附35号 |
| 住所(英語) | sìchuānshěng chéngdūshì kēhuáxiàng 2 hào fù 35 hào |
| 営業時間 | 08:00 ～ 21:00 |
| 環境 | 本店。「新会展」支店は十数個のモツ料理あり。 |
| その他 | 四川大学の向かいにあります。
更新：2013年2月 |
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中川正道、1978年島根県生まれ。四川師範大学にて留学。四年間四川省に滞在し、四川料理の魅力にはまる。2012年にドイツへ移住。0からWEBデザインを勉強し、フリーのデザイナーとしてドイツで起業。2017年に日本へ帰国。「人生の時を色どる体験をつくる」をテーマに妻の中川チカと時色 TOKiiRO 株式会社を設立。
四川料理マニアたちがつくる四川料理の祭典「四川フェス」主催。過去動員数累計24.5万人。四川料理、しびれ、麻辣、マー活ブームに火をつけ中華業界を盛り上げる。
