2:50~取材した何さんが出演
【李庄古鎮】何三白肉 | 取材して一番感動した料理
“李庄白肉” リージュアンバイロウ
豚のもも部分を茹で神業のように薄くスライス。つけダレに軽く漬けたべる。
これが李庄白肉!李庄古鎮でしか食べれない絶品料理
5年くらい前から、成都の到るところで「李庄白肉」という看板をみかけるようになりました。
調べてみると四川南部の宜賓市(イービン)にある李庄という古い村が発祥の料理。
2012年になりますが試しに成都で食べてみると、湯がいた大きな豚肉に
ラー油があえてある料理が出てきて、食べてみると、全然おいしくない。
写真で見ると本当の李庄白肉は豚肉のスライスとつけダレが分かれていて、タレにつけて食べるスタイル。
なるほど、成都の李庄白肉は偽物なんだ、と気がつきました。
本当の李庄白肉をいつか食べたいと願い!一年が経過。
ようやく李庄白肉の発祥の街、李庄古鎮へ行くことに。古鎮(グージェン)というのは古い街、村のことで今でも昔の建築物が多く残っている場所。着いて驚いたのがほぼすべての店で李庄白肉を売りにしていること。
一年待ったおかげで少ない情報からどこが一番おいしいか探す時間はたっぷり。
李庄一の店は何三白肉!期待に胸を躍らせ、いざ何三白肉へ!
店へ着くとちょうど別のお客さんが李庄白肉を注文したところで、
料理人の方が通常の2倍はある大きな中華包丁で神業のように薄く豚肉をスライスしている。
さっそく私たちも注文し、食べてみることに。食べた瞬間、二人とも顔を見合わせ、思わず、とけた!の一言。
信じられないくらいおいしい!どうしてあんな大きな包丁でこんな薄く切れるのか?
従業員に料理人の方をよんでもらい取材をしたいと伝えたところ、
純朴な従業員たちは取材の一言で興味津々。結局、従業員全員が私たちを囲み取材スタート。
「さっき切っていた人は何三師匠の弟子、何三さんはもっとすごいよ」と教えてくれ
、翌日、何三さんに取材をすること。
凛々しく帽子をかぶり、神業のように豚肉をスライスする技を間近で見せていただきました。
湯がいた豚肉にリズムよく絶妙な切込み具合を入れる。
「切る修行のみ、3年かかったよ」と特注の包丁を持ち笑顔で答えてくれた何三さん。
CCTV(日本でいうNHK)にも出演し、技を披露したことがある実力派。
本物を探すのは大変だけど、見つけた時の満足感はその大変さをチャラにして口福をくれる。
この街はそんなことを教えてくれたのでした。
食べ方
ここでしか食べれないので、お腹いっぱい食べてください。
注文方法
李庄白肉は普通盛り、大盛りと注文でできます。
「李庄白肉,小份」 (リージュアンバイロウ、シャオフェン)
「李庄白肉,大份」 (リージュアンバイロウ、ダーフェン)
基本情報
価格、おすすめ | 李庄白肉:小份48元、大份68元。凉拌折儿根、回鍋肉もオススメ。 |
---|---|
住所 | 四川省宜宾市翠屏区李庄古镇景区顺河街11号 |
住所(英語) | sìchuānshěng yíbīnshì cuìbǐngqū lǐzhuāng gǔzhèn jǐngqū shùnhéjiē 11 hào |
営業時間 | 8:00 ~ 20:30 |
環境 | 本店。支店は順河街89号(ホテル、茶館併設) |
その他 | 五桂橋バスターミナルから「宜賓」へ。宜賓到着後、タクシーで宜賓南岸バスターミナルへ移動し、「李庄古鎮」へ。李庄古鎮到着後、徒歩10分で川沿いに。川沿いをまっすぐ右手に進むとあります。「奎星閣」の手前。 |
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中川正道、1978年島根県生まれ。四川師範大学にて留学。四年間四川省に滞在し、四川料理の魅力にはまる。2012年にドイツへ移住。0からWEBデザインを勉強し、フリーのデザイナーとしてドイツで起業。2017年に日本へ帰国。「人生の時を色どる体験をつくる」をテーマに妻の中川チカと時色 TOKiiRO 株式会社を設立。
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