
四川省の省都・成都の街へ行ったことがある方はご存知かもしれませんが、
街に出て左右を見渡せばお茶屋さんだらけ。
- 茶館(チャーグァン)
- 茶楼(チャーロウ)
- 茶房(チャーファン)
- 茶社(チャーシャー)
と看板があるのは、すべてお茶屋さんです。
四川茶館甲天下、成都茶館甲四川 – 四川の茶館は天下一、成都の茶館は四川一
頭上晴天少、眼前茶館多 – 頭上の晴天の数よりも、目の前の茶館の数の方が多い
という言葉もあるくらい。
そんなお茶屋さんですが、最近の成都の若い人たちは
「古臭い…」「おじさんばっかり…」と敬遠しがち。
お茶屋よりオシャレなカフェでコーヒーをのむのが好き、
とりあえずスタバ行きましょう!という傾向が強いですね。
成都市内にはスタバを筆頭に外資系コーヒーチェーン店、個人経営のカフェなど
昔では考えられないほどカフェが増えました。しかもかなりオシャレ。
だからといって、成都でカフェに行くのはもったいない!
街にある何気ないおっさんが集うお茶屋さんに行くのをおすすめします。
スタバでマフィンよりもお茶屋で回鍋肉チャーハンを
成都に長期滞在する場合の仕事場は決まって街のお茶屋さん。
1杯10~20元の花毛峰(ジャスミン茶)を飲みながら、
WIFIをつなぎ、VPN回線に接続し、仕事をします。
長時間いるとお腹が減ってきますよね。
そんな時に使うのが、お茶屋さんの裏メニュー、食事サービス!
特にメニューには載っていませんが、成都のお茶屋さんでは基本的に食事が可能です。
一番オススメするのは、お茶屋さんで食べる回鍋肉チャーハン。
値段は15元~20元ほど。
ジョッキグラスでガブガブお茶を飲み、仕事でつかれた体をいやすのには塩分が必要。
ちょっと油っぽいかな…と思うチャーハンもお茶で流してしまえば、あっさりペロリ!
子供のころ食べた冰紅茶楼の牛肉面は絶品だった
お茶屋さんの話をしていた時、成都生まれ、成都育ちのおいしい四川メンバーが
「冰紅茶楼の牛肉面は最高だった!」
と語っていました。
子供の頃、親に連れて行ってもらったお茶屋さん。
そこで食べた牛肉面の味は、今でも良い思い出として残っているんでしょうね。
お茶屋さんにはそんな古い記憶と歴史が残っている…
そんなノスタルジックさを感じられるのも
お茶屋の隠れた魅力かもしれません(笑)。
成都の観光、食べ歩きにつかれた時はお茶屋へ行ってみましょう!
注文方法
花毛峰,一个 (ホァーマオフォン、イーガァ)
回锅肉炒饭,一个 (ホイグオローチャオファン、イーガァ)
おすすめ | 花毛峰15元,回锅肉炒饭15元 |
住所 | 成都市成华区玉双路冰红茶楼 |
その他 | WIFIあり、食事あり(面、炒飯など)、
老舗の茶館、環境は普通 |
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