【楽山】易老四跷脚牛肉 | 伝統の味、歴史あり、文化あり
“跷脚牛肉” (qiáojiǎo niúròu)
牛肉、牛の内臓などあらゆる部位を細かく切り、注文後、煮る。煮終わったら、あっさりしたスープに浸し、唐辛子、山椒、ナッツ、塩等を混ぜたスパイスにつけて食べる。オーソドックスな部位から見たことないマニアックな部位まである。あっさりして非常に美味しい料理。
楽山名物の本場「跷脚牛肉」を食べる
四川南部の街、重慶で火鍋が生みだされた頃、時を同じくして、遠く離れた 楽山にある小さな村、蘇稽鎮(すうじ村)では、「跷脚牛肉」が発案されました。 この二つの料理の誕生秘話は偶然にもとても似ていているのです。
今でこそ、中国の人は内臓を食すことを好みますが、当時の中国、特に富裕層の間では牛の内臓は好まれませんでした。
あたり前のように捨てられていた内臓の部位を、もったいなく思った庶民は、ある日、 煮て食べてみようとこころみました。それを煮汁のスープと一緒に食べてみましたが、 あっさりしたスープでは少しものたりない。
そこで、唐辛子、山椒、ナッツ、塩等を混ぜたスパイスと一緒に食べると思いのほかおいしい!こうして、「跷脚牛肉」は生まれました。 (火鍋の発祥秘話は「火鍋について」を見てください)
「足を上げる」という意味の「跷脚」、この料理名の由来は、庶民がこの料理を食べるときの様子にちなんだものだそう。 料理が出される台の高さに合わせて、調整された腰かけ椅子は、当時の人たちの足が地にとどかないほど高く、 足を上げながら食べたという説もあるのだとか。
本場の「跷脚牛肉」の特徴は、それぞれのお肉の部位を、別々のざるにふりわけ、熱した大きなお鍋でさっと茹であげます。 そして盛りつけるときも、丁寧にそれぞれ別の小さなお椀にとりわけて、スープをそそいでくれます。 特性のスパイスと一緒にいただけば、楽山の伝統料理のとりこになってしまうかも。
食べ方
スパイスに軽くつけて食べます。ピりっと辛くごはんとよく合います。
注文方法
メニューを見て注文します。お金は後で支払います。
いろんなマニアックな部位があります。いろいろ試してみてください。おすすめは以下になります。
牛肉の赤みの部分
「牛肉,一份」 (niúròu , yī fèn)脊髄の部分。初めて食べましたが、これが一番おいしかったです。
「脊髓,一份」 (jǐsuǐ , yī fèn)牛の胃の部分。コリっとして食感が良く美味しいです。
「牛肚,一份」 (niú dù , yī fèn)
基本情報
価格、おすすめ | 一椀、8~9元。 おすすめ:脊髄,牛肉,牛肚 |
---|---|
住所 | 四川省乐山市市中区人民西路56号 |
住所(英語) | sìchuānshěng lèshānshì shìzhōngqū rénmínxīlù 56 hào |
営業時間 | 9:00 ~ 20:00 |
環境 | 店は小さい。
更新:2013/02/01 |
その他 | 新南バスターミナルから、楽山へ。楽山到着後、三輪車、又はタクシーで向かう。 |
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中川正道、1978年島根県生まれ。四川師範大学にて留学。四年間四川省に滞在し、四川料理の魅力にはまる。2012年にドイツへ移住。0からWEBデザインを勉強し、フリーのデザイナーとしてドイツで起業。2017年に日本へ帰国。「人生の時を色どる体験をつくる」をテーマに妻の中川チカと時色 TOKiiRO 株式会社を設立。
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