【成都】江油肥腸 | 李白の故郷は大のモツ好き
“豆花肥腸” (dòuhuā féicháng)
豆花とはおぼろ豆腐のこと。おぼろ豆腐とモツを一緒に煮込む料理。香りが鼻に強く残り、ピリッと辛い味。おぼろ豆腐の滑らかな食感とモツの柔らかい食感が絶妙。“仔骨肥腸” (zǎigǔ féicháng)
モツと排骨(スペアリブ)に米粉をまぶし、蒸した料理。食感が柔らかく口当たりもいい、絶品料理。
江油は四川省北部の街。あの詩人、李白の故郷。
昔、江油に行った時、おおきなカルチャーショックを受けました。それは朝ごはん。なんと朝からモツを食べるのです。 朝からモツはちょっときついなと思い、友人に聞いてみると、これがれっきとした江油の人たちの朝ごはんスタイル! 朝ごはんにモツをいただくという習慣ができた背景には、こんなストーリーがありました。
昔々、道のりが遠い山に農作業をしに行く農民達がいました。作業場がかなり遠いので、お昼に家まで帰って昼飯を食べる時間もない。 彼らは朝ごはんをしっかり取って仕事に備えることに。しかし、お肉は高い。そこで、当時安かったモツを たくさん食べて体力温存し、 仕事に行こう!と考えました。その名残で今も江油の人々は朝からモツを食べるようなったのだとか。
モツいただくなら江油出身の店主が営むお店で!は鉄則。モツを極めた料理をどうぞご堪能ください。 きっとその日はおなかが一日みたされるにちがいありません。
昔々の江油の人々の知恵から生まれた料理、李白も好きだったのかも!
食べ方
どれもご飯と合うおかずばかりなので、一緒に食べてみてください。
注文方法
紙のメニューを渡されるので、食べたいものに「1」と書きましょう。
大根と骨付き肉のスープ、大骨湯もおおすすめです。量が多いので、注意。またここのご飯も少し変わっていて面白いですので、試してみてください。
メニューには有名な料理+モツ(肥腸)という組み合わせが多く非常に面白いです!!たとえば、回鍋肉が回鍋肥腸となっています。
基本情報
価格、おすすめ | 豆花肥腸 22元。仔骨肥腸 23元。 おすすめ:豆花肥腸、仔骨肥腸 |
---|---|
住所 | 四川省成都市武侯区肖家河中街26号 |
住所(英語) | sìchuānshěng chéngdūshì wǔhòuqū xiāojiā hézhōng jiē 26 hào |
営業時間 | 9:00 ~ 14:00 17:30 ~ 22:00 |
環境 | 店は狭い |
その他 | 更新:2013/02/01 |
繁盛店!の看板料理の関連記事
- 【路地裏名店5選】突撃!ストリートシェフ@四川・成都。NHK取材全面サポートしました! 2021年10月10日
- 感動ここに極まる!家常藿香魚、麻辣豆腐魚、焼烤魚!成都郊外七星村で食べる三つの名物魚料理 2020年11月16日
- 夏を彩る四川風かき氷 「冰粉(びんふぇん)」 成都と東京のおすすめ人気店を紹介! 2019年07月11日
- 成都のラーメン12種類を食べ比べ!老舗の名店 純陽館 2019年05月28日
- 成都の寬窄巷子にある美しすぎる高級新派四川料理「子非(ズーフェイ)」 2018年11月15日
- 「馬旺子·川小館」95年歴史を持つ老舗四川料理店が成都で超人気店に! 2018年11月03日
- 秋に食べたい四川料理!マー活美女が行列を作る店「七宝麻辣湯」 2018年10月10日
- 譚鴨血老火鍋、100年以上の歴史、鴨血火鍋が成都で復活! 2018年09月26日
- 最新の四川激辛料理はココ!今成都で注目の成都吃客 2018年08月01日
- 鉢鉢鶏の中のエルメス!?楽山の叶婆婆鉢鉢鶏が成都太古里に出店! 2018年07月31日
麻辣連盟 | 四川料理を愛する仲間たち
四川料理を愛し中華料理が大好き!麻辣連盟では普段日本で食べられている四川料理ではなく、本場の料理を皆で食べる食事会を中華料理店とコラボして、全国で開催します。食の好奇心に刺激され、まだ見ぬ大陸の味を日本で食しましょう!参加される方は入党ください!
【出版】四川省・成都を中心にした食べ歩き旅行の決定版
書肆侃侃房 (2014-08-25)
売り上げランキング: 30,730
SNSでも発信しています!
おいしい四川公式ページ
最新四川料理はツイッターにて!
取材してきた四川料理画像を公開中
ご案内
人気記事まとめ
- 四川でよく食べるお馴染みの川魚ベスト10
- 【中華料理メニュー】回鍋肉、チンジャオロースーなど43料理のまとめ
- 日本炒飯協会がオススメ!横浜で食べてほしいチャーハンベスト5
- 中国人が選ぶ!成都の絶対食べ逃してはいけない美食ベスト31四川料理2018年版
- 家に生きたまま天然記念物オオサンショウウオ(養殖)が届く!?焦りまくって火鍋屋へ…広元市青渓古鎮は野生生物の宝庫なんです。
おいしい四川運営者について
辛い料理と食べ歩きを愛している方に、日本にはない本場の料理を食べるチャンスを提供する「四川料理の専門家・麻辣連盟総裁」の中川正道です
お気軽に友達申請ください。申請時は一言お願いします! facebookを見る
世界を遊び場に生きる
中川正道、1978年島根県生まれ。四川師範大学にて留学。四年間四川省に滞在し、四川料理の魅力にはまる。2012年にドイツへ移住。0からWEBデザインを勉強し、フリーのデザイナーとしてドイツで起業。2017年に日本へ帰国。「人生の時を色どる体験をつくる」をテーマに妻の中川チカと時色 TOKiiRO 株式会社を設立。
四川料理マニアたちがつくる四川料理の祭典「四川フェス」主催。過去動員数累計24.5万人。四川料理、しびれ、麻辣、マー活ブームに火をつけ中華業界を盛り上げる。