民国12年発祥、「血旺」で起業した馬旺子
最近成都の人気レストランと言えば、民国12年に眉山で発祥し、95年の歴史を持つ馬旺子・川小館がおすすめ。
1923年(民国12年)に、創始者馬世亨が眉山市永寿鎮にある小さな工房で、「血旺」という豚の血を使った伝統四川料理で起業。当時の顧客はほとんど永寿鎮の船引き人夫や荷担ぎ人夫だった。「馬旺子」という名前は、馬さんの「血旺」が由来だった。
1947年、初めてレストランになり、その後公共食堂にもなった。
2008年、四川省商務庁に眉山市初の「四川老字号」(四川省老舗)と認証された。
2018年現在、4代目の馬龍禧さんが「馬旺子」の伝統四川料理を世に中に知ってもらうため、成都の繁華街太古裏の隣で、「馬旺子·川小館」を開店した。
食材と味に拘っている上質な料理と気配りの行き届いた接客で、一気に人気店に。
中国版食べログ、大衆点評に
「懐かしい伝統四川料理。涙が出るほど幸せな味。」
とレビューがあった。
素朴でお洒落な雰囲気
落ち着いたレストランに、竹編、竹細工や四川盖碗茶など、四川の伝統要素が溢れている。
料理と看板
オープンキッチン
インテリア
四川盖碗茶(老鷹茶)
おすすめメニュー
・辛い料理
碗碗旺 19元(約305円)
看板料理の「血旺」です。ゼリー状の豚の血を口に入れると、すぐ溶けてしまい、幸せな食感。
伝統水煮魚 69元(約1110円)
馬氏夫妻肺片 39元(約630円)
川北凉粉 13元(約1110円)
宮保茄香蝦球 69元(約1110円)
秘制爽口萝卜 18元(約290円)
大根の四川風漬物。酸っぱ辛い味とポリポリ食感が止まらない。
・辛くない料理
脆皮粉蒸肉 29元(約470円)
鶏豆花 12元(約190円)
形と食感が豆腐に似ている鶏肉料理。鮮度が高くて美味しい。
甜焼白 9元(約145円)
東坡明月粥 12元(約193円)
豆乳、百合、長芋などで作った白いお粥。北宋時代の眉山出身の政治家、詩人と文学者蘇軾(蘇東坡)の名前で名付けられたお粥。
豆汁芥菜 36元(約580円)
魚羊鮮 22元(約580円)
楽山甜皮鴨 38元(約612円)
楽山市の名物、甘口鴨料理。
・点心&デザート
黒糖鍋盔 4元(約64円)/ 個
銀糸手工巻 4元(約64円)/ 個
菌鮮包 5元(約80円)/ 個
紅棗糕 緑豆糕 6元(約100円)/ 個
玉米粑粑 4元(約130円)/ 個
手工冰粉 8元(約130円)
(photo via @大衆点評)
まとめ
日本では、すべての四川料理が辛いイメージがある。
実は四川では、上記「馬旺子・川小館」の人気料理ように、辛いものと辛くないものがバランスよく食べられている。伝統的な四川料理に興味がある方は、ぜひ「馬旺子・川小館」に訪ねてみてください!
馬旺子·川小館の基本情報
営業時間:
金土日 11:30 – 14:30 17:00-20:30
月〜木 11:30 – 14:00 17:00-20:30
住所:成都市大慈寺东糠市街1号
http://www.dianping.com/shop/58137369
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中川正道、1978年島根県生まれ。四川師範大学にて留学。四年間四川省に滞在し、四川料理の魅力にはまる。2012年にドイツへ移住。0からWEBデザインを勉強し、フリーのデザイナーとしてドイツで起業。2017年に日本へ帰国。「人生の時を色どる体験をつくる」をテーマに妻の中川チカと時色 TOKiiRO 株式会社を設立。
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