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「新・日本男児と中居」無事放送終了しました!!!
これまで報道番組の1トピックスとして、花椒や麻辣が取り上げられ、コメントや取材などサポートしてきました。しかし、今回は30分間、新しい切り口「爽」でしっかりと取り上げてもらい、素直にうれしかったです!
放送は4月11日までTverで放送されていますので、見逃した方は見てみてください。
https://tver.jp/corner/f0049375
激辛の先にある「爽」(シュワン)とは?
単なる「四川料理マニア」ではなく、世の中に新しい価値を提案するというのが新日本男児という番組の特徴。幾度となく、スタッフの方と電話で話し、
食べ続ければ、激辛ではなく、爽(shuang)になっていくのが四川料理
と話したところ、これだ!ということで、企画が動き出しました。
辛さの中に旨味と香りがある四川料理
昨今の辛いだけの激辛ブームもいいですが、四川料理はただ辛いだけではない。辛さの中に旨味と香りがあり、成立している料理です。
初めて「爽」の領域にたどり着いたのは?
四川人と一緒に火鍋、干鍋、烤魚など辛い料理を食べていて、辛さと花椒のしびれがMAXに達したときに
好爽(ハオシュワン)!!
と、「ああ、気持ちい!!!!」いいます。
最初はこの感覚が分かりませんでした。しかし、四川省に1年住んでみるとだんだん辛さの免疫ができ、唇がしびれる感覚を味わうと、だんだん癖になってくる。
そして、1年がたち、2年がたつ頃には「爽」とはこれか!と実感できるようになりました。まさに激辛の先にある感覚。
単に辛いだけじゃない。旨味と強烈な食欲を刺激する香りが重要です。そう、まさに四川料理の醍醐味です。
麻婆豆腐で爽(シュワン)になれるのか?
麻婆豆腐といえば、本家本元の陳麻婆豆腐。麻婆豆腐の発祥のお店です。四川省成都に本店がありますが、日本にも8店舗展開しています。
今回は赤坂東急プラザにある陳麻婆豆腐で特別な中川スペシャルの麻婆豆腐を作ってもらい、食べてみました。
結論からいうと、ぼくの思い描く「爽(シュワン)」はある一定時間が必要なのですが、この麻婆豆腐、陳麻婆豆腐側の気合が入りすぎて、一瞬でノックアウト。
厨房で作り方を見ていましたが、通常の麻婆豆腐よりさらに辛くするために一味とうがらしを大量に投下。ここまでよかったのですが、最後に麻婆豆腐の上に「トリニダード・スコーピオン」を大量に投下。
これがあまりにも辛く悶絶。通常は30分~1時間くらいかかるのですが、10分で爽へ達しました。恐るべし、陳麻婆豆腐。。
火鍋激戦区の新宿でNo.1の小龍坎火鍋でロケ
四川省にいたころに一番「爽」に入ったのが火鍋。毎週1回は火鍋食べないと物足りなくなるぐらいまで、はまっていました。そんな大好きな火鍋、2006年に日本へ帰ってきたら、全然食べれる環境がない。
火鍋は中国へ行ったときに食べるもの…となっていましたが、2019年状況は一変します。
2015年に四川省第二の都市、綿陽市を発祥とする海底捞火鍋が池袋に出店。在日中国人に大人気に。そして、小肥羊など北方系火鍋が日本にどんどん増える中、2019年10月に大本命の成都を制覇した小龍坎火鍋がついに東京へ上陸。
現在、中国国内を中心に900店舗を展開。すごいことになっています。ぼくら2016年、まさに成都を席捲していた時に、取材しました。その時の記事がこちらです。
スタジオで爽(シュワン)へいけるか!?
中居さんや明石ガクトさん、伊藤一郎さんにこちらの牛脂たっぷりの紅湯火鍋をたべていただきました。スタジオは火鍋の香りで充満。食欲がそそります!
食べるのはこちらの唐辛子がびっちりかかった覇王牛肉。こちらの牛肉なにがすごいって、しゃぶしゃぶしても、唐辛子が落ちないこと。辛くも香ばしい香りがおいしい絶品のメニューの一つ。
辛いものが苦手な中居さん。本気で辛いと悶絶してました(笑)
辛いものを食べ続けてたどり着く先とは?
単なる激辛は痛みでしかありません。その痛みが快感になる…という方もいるかもしれません。
しかし、四川料理は激辛のみではありません。辛味の中にしびれや味があり、味の掛け算でどんどんパワーアップさせる攻撃的な料理です。その料理を食べ続けると、爽快な感覚が待っています。それが「爽」です。
また四川料理は激辛!という印象がありますが、本当の四川料理は素材の旨味を最大限に引き出す、シンプルな料理もたくさんあります。
最後に
激辛の先には「爽」が待っています。しかし、あまりにも毎日激辛料理を食べ続けると、待っているのは「痔」です。ラー油が襲い掛かり、痔になると恐ろしい痛みが伴います。
そのためか、成都にはたくさんの肛門科があり、痔の治療技術が発展しています。
皆さん、激辛の食べすぎには注意しましょうね!
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中川正道、1978年島根県生まれ。四川師範大学にて留学。四年間四川省に滞在し、四川料理の魅力にはまる。2012年にドイツへ移住。0からWEBデザインを勉強し、フリーのデザイナーとしてドイツで起業。2017年に日本へ帰国。「人生の時を色どる体験をつくる」をテーマに妻の中川チカと時色 TOKiiRO 株式会社を設立。
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