About me
中川正道。四川省公認の四川料理の専門家、麻辣連盟総裁、時色株式会社代表兼デザイナー。2002~2006年まで四川省に滞在、四川料理に魅了される。2012年に単身、四川省へ行き、四川の仲間たちと200店舗の四川料理店を食べ歩き「おいしい四川」サイトをリリース。2014年夏に日本初!四川料理食べ歩きガイドブック「涙を流して口から火をふく、四川料理の旅」を出版。2日間で10万人を動員した四川フェス主催。 これまでの活動が実を結び、2018年のマー活、花椒が話題になる。2019年の麻辣ブームの火付け役。


 

※更新:地下鉄「骡马市」駅から近い場所ににあった本店が閉店のとの情報があり。2019年8月現在のおすすめは四川博物館近くの陳麻婆豆腐店です。込んでいるので並ぶ必要があり。

※更新2019年11月1日 骡马市の本店が「四川省成都市青羊区东华门街51号」に移転しました。こちらが本店となります。

 

【成都】陳麻婆豆腐 | 世界に轟く成都の味

grm05_listimg_01

“麻婆豆腐” (mápó dòufu)   辛   辛   辛  
おなじみの麻婆豆腐。味の決め手は豆瓣醤、豆鼓、ニンニク。

一度は行ってみたい!本店「陳麻婆豆腐」100年以上の老舗

麻婆豆腐

伝統的な名小吃、老舗を取材してわかったことは、伝統的な手法がかわっていたり、味が落ちてしまっているお店も少なくはないということ。 百年以上続く老舗、「陳麻婆豆腐」を取材する時も、そんな心配がありました。 一口食べてみたらそれは杞憂だとわかりました。初めて食べた時のあの記憶に残るおいしさは全くかわっていなかったのです。

陳麻婆豆腐は清朝時代の1862年、当時の成都の北、万福橋に食堂「陳興盛飯舗」を創業。店主の陳春富(chénchūnfù)は早くに亡くなったため、 その奥さんが残されたお店を切り盛りしていたそう。

鍋巴肉片

鍋巴肉片

この奥さん、顔にニキビ跡(あばた)が多く、人々は彼女のことを「陳あばたおばさん」と呼んでいました。 中国語に置き換えると「あばた」は「麻」(má)「おばさん」は「婆」(pó)。ここから 「陳麻婆」(chénmápó)という愛称で呼ばれるようになったのです。

遠い昔、万福橋は行商人が行き交い、荷運びの男たちは足を休める、そんな場所でした。ここを通る人たちがよく豆腐を買う光景を日常的に目にしていた 「陳あばたおばさん」は お豆腐を使い新しい料理を作ろうと試みます。出来あがったお豆腐料理は色、見た目、香り、そして味、 そのすべてにおいて完ぺきなまでに調和していて、そのすばらしいさに、たちまち人々の知るところとなります。

清朝末期、成都の名物料理となり、現在では世界各地で中華料理の代名詞として食べられている麻婆豆腐。日本でも大人気の麻婆豆腐ですが、 ぜひ本場、本店で陳麻婆豆腐を食べてみてください。150年以上つづく創業の歴史は、やっぱり圧倒的なおいしさであることの証だなと、 かわらない名店でありつづけるこのお店のすごさに触れたのでした。

麻辣鶏

麻辣鶏

食べ方

麻婆豆腐はご飯の上にかけて食べます。相性は抜群。

注文方法

メニューに写真がたくさんついていので、注文はしやすいです。

陳麻婆豆腐を注文する場合
「陈麻婆豆腐,一份」 (chén má pó dòufu , yī fèn)

ご飯を注文する場合
「打饭」 (dǎ fàn)

基本情報

価格、おすすめ 陳麻婆豆腐、20元。鍋巴肉片、28元。麻辣鶏、22元。
おすすめ:陳麻婆豆腐,鍋巴肉片,麻辣鶏,双椒三角峰
住所 移転:四川省成都市青羊区西玉龙街197号
支店:四川省成都市青羊区青羊宫商圈青华路10号

本店:四川省成都市青羊区东华门街51号

住所(英語) sìchuānshěng chéngdūshì qīngyángqū xīyùlóngjiē 197 hào
営業時間 11:00 ~ 21:00
環境 本店。環境はよい。トイレもキレイ。
その他 更新:2013/02/01

2008年からスタート。13年をかけた四川料理プロジェクトの全貌はこちら!

四川料理プロジェクト

6000人が購読!四川料理を愛する仲間募集!四川料理情報を発信する無料メルマガ

四川料理の仲間を募集

東京麻辣ストーリー~しびれる恋の行方

四川省成都からきた留学生「小桃(シャオタオ)」、麻婆豆腐好きの日本人大学生そう太。シャツにラー油がついた···から始まる四川料理恋愛ストーリー!

東京麻辣ストーリー

麻辣連盟 | 四川料理を愛する仲間たち

麻辣連盟

四川料理を愛し中華料理が大好き!麻辣連盟では普段日本で食べられている四川料理ではなく、本場の料理を皆で食べる食事会を中華料理店とコラボして、全国で開催します。食の好奇心に刺激され、まだ見ぬ大陸の味を日本で食しましょう!参加される方は入党ください!

麻辣連盟についてはこちらから

【出版】四川省・成都を中心にした食べ歩き旅行の決定版

涙を流し口から火をふく、四川料理の旅 (KanKanTrip)
中川 正道 張 勇
書肆侃侃房 (2014-08-25)
売り上げランキング: 30,730

SNSでも発信しています!

おいしい四川公式ページ

最新四川料理はツイッターにて!

取材してきた四川料理画像を公開中

ご案内

人気記事まとめ

  1. 中国人が選ぶ!成都の絶対食べ逃してはいけない美食ベスト31四川料理2018年版
  2. 麻婆豆腐より滑らかでうまい!脳花(豚の脳みそ)の美味しい食べ方5選
  3. 四川でよく食べるお馴染みの川魚ベスト10
  4. 日本炒飯協会がオススメ!横浜で食べてほしいチャーハンベスト5
  5. 新中華街「フアイクワン」はバンコクの西川口!?2022年おすすめする新華僑たちがつくる四川料理店4選

おいしい四川運営者について

辛い料理と食べ歩きを愛している方に、日本にはない本場の料理を食べるチャンスを提供する「四川料理の専門家・麻辣連盟総裁」の中川正道です
お気軽に友達申請ください。申請時は一言お願いします! facebookを見る


世界を遊び場に生きる

中川正道
中川正道、1978年島根県生まれ。四川師範大学にて留学。四年間四川省に滞在し、四川料理の魅力にはまる。2012年にドイツへ移住。0からWEBデザインを勉強し、フリーのデザイナーとしてドイツで起業。2017年に日本へ帰国。「人生の時を色どる体験をつくる」をテーマに妻の中川チカと時色 TOKiiRO 株式会社を設立。
四川料理マニアたちがつくる四川料理の祭典「四川フェス」主催。過去動員数累計24.5万人。四川料理、しびれ、麻辣、マー活ブームに火をつけ中華業界を盛り上げる。