目次
日本初!斎藤シェフの四川とスペインのフュージョンレストラン
四川料理ファンの間で人気の「東京チャイニーズ一凛」「イチリン ハナレ」の斎藤シェフが、四川料理とスペイン料理を融合したフュージョンレストラン「TexturA」(テクストゥーラ)を有楽町にオープン!
四川料理とスペイン料理の組み合わせは日本初の試み。
店内に入った瞬間から、ラグジュアリーで素敵な雰囲気にワクワクしてテンションがアガりました。斎藤シェフの独創性やセンスがキラリと光る、スタイリッシュで洗練された内装やカトラリー、器の数々。都会のど真ん中で、最先端の四川料理を楽しめる素敵なお店でした。
店内は気軽にアラカルト料理が楽しめるカジュアルダイニングエリアと、コース料理が楽しめるハイランドレストランエリア、二つの空間から構成されています。
(写真1枚目 カジュアルダイニングエリア 写真2枚目 ハイランドレストランエリア 写真3枚目 エリアの中央に位置する通路)
我々が訪れた日はゴールデンウィークの中日。通常 GW中の丸の内界隈は閑散としていますが、大勢のお客様で賑わっておりました。
きっと、斎藤シェフの新しい試みを楽しみに訪れた方々ばかりだったのでしょう。
お料理は四川料理とスペイン料理が交互に供され、メニュー表にもジャンルが列記されています。ドリンクメニューも素敵なデザインですよね!センスの良いカトラリーは好きなお色を選べます。
イベリコ豚の前菜
スペイン料理の前菜からスタート。ニンニク、トマト、オリーブオイルが染み込んだカリカリの自家製パンの上には最高級のイベリコベジョータが乗っていました。程よい塩気とニンニクの薫りに食欲が刺激され、思わずお酒が進んでしまうような一品。もちろん、ワインの品揃えも豊富でした。
高坂鶏のよだれ鶏
次に供されたのは、無農薬で飼育された 世界最高品質の高坂鶏を使用したよだれ鶏。ゴマ、ナッツ、パクチーがたっぷり入ったソースは麻辣の程よい刺激を感じつつも、上質な油の美味しさを感じる品の良い味付け。
高坂鶏はしっとりジューシーで、皮に厚みがあり食べ応えがありました。生産者のこだわりや想いを込めて 手間暇かけて飼育された鶏肉で、滅多にお目にかかることが出来ない貴重な鶏肉です。
よだれ鶏のタレを有効活用
よだれ鶏を食べて残ったタレは、三段活用します。おいしいよだれ鶏のタレを残すのはもったいないですよね!
まずは焼き餃子の漬けダレとして頂きます。肉厚でモチモチした焼き餃子の美味しさがお写真からも伝わってくると思います。
焼き加減、皮の美味しさ、ジューシーな餡、すべてにおいてパーフェクトな餃子でした。
餃子を食べた後は、山椒を練りこんだ ちぢれ麺を入れて四川風つけ麺に。この食べ方は斬新ですよね!少しずつ、たくさんの種類のお料理を頂きたい方にも嬉しい、一口で食べれるような少量の麺が供されました。
個人的に、よだれ鶏のタレはご飯より麺のほうが断然合うと思います。
最後は豆乳と鶏の出汁を投入して、スープとして頂きました。五臓六腑に染み渡るような、優しくまろやかな味わいでした。
よだれ鶏の三段活用!美味しいタレを残さずに、最後まで残さず頂けるのは素晴らしいアイデアですね!
スペイン料理の海老のアヒージョ
グツグツと煮えたぎったオイルに海老の旨味が染み込んでいてパンやワインに良く合うお味。よだれ鶏の後にアヒージョが出てくるのは面白いですね!
次はマナガツオ
素揚げしてから、中華系のスパイスと共に煮込んだこってりとした味わいのマナガツオは、添えてある大根おろしと共に頂きました。美しく、繊細な盛り付けも素晴らしい。魚の煮つけを芸術的に演出していまう斎藤シェフのイノベーティブなセンスはお見事!
ラムチョップと百合根(ユリ根)
唐辛子と花椒でスパイシーに味付けされたラムチョップの下にはホクホクとした百合根が隠れています。
百合根は昔から漢方として使われており、落ち込んだ時に食べると精神が安定すると言われているほど栄養価の高いお野菜。ラムと百合根の運命的で痺れるような刺激的な出逢いを感じる一品です。
ハタの泡菜煮込み
五島列島のハタを発酵した唐辛子で煮込んでおり、やわらかいカブと泡菜(パオツァイ・中国の漬物)が添えられていました。辛さの中にも独特の酸味を感じる料理でした。
幸せのおすそ分けタコのパエリア
メニュー表には記載がありませんでしたが、サプライズでタコのパエリアのサービスも。フィデウアというパスタを使ったパエリアです。こちらは店内のお客様全員に少しずつ振舞われていました。
ホタルイカが入ったイカスミのメロッソ
イカの内臓の濃厚なソースとお米の絶妙な硬さの炊き加減が素晴らしい。しかも花椒を加えてあり、後からじわじわと痺れ感がやってきます。今までに食べたことのない新鮮な味。
デザートは紹興酒のアイスクリームを挟んだ最中
店名がひらがなで書いてあるのが可愛いですね。
最後に
四川料理とスペイン料理だけでなく、和食やフレンチの要素も入り混じった多様性を感じるレストランでした。
流行りのイノベーティブフュージョンレストランの最高峰と呼べるお店でしょう。
手軽にアラカルト料理だけサクっと食べたい時やお祝いや接待でコース料理を楽しみたい時など、様々なシチュエーションで使えるお店です。
お店情報
TexturA
〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-7-1 有楽町電気ビル
TEL.03-6259-1144
https://whaves.co.jp/textura/
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中川正道、1978年島根県生まれ。四川師範大学にて留学。四年間四川省に滞在し、四川料理の魅力にはまる。2012年にドイツへ移住。0からWEBデザインを勉強し、フリーのデザイナーとしてドイツで起業。2017年に日本へ帰国。「人生の時を色どる体験をつくる」をテーマに妻の中川チカと時色 TOKiiRO 株式会社を設立。
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