目次
四川料理を日本に広めた「四川料理の父」の店
おいしい四川の読者のみなさま!!いよいよ年に一度の最大イベント、四川フェスが来月に迫って参りましたね!
今回は、四川フェスに出店する四川飯店の系列店で、オーナーシェフ陳 建一氏の名前を冠したスーツァンレストラン陳 渋谷店をディナーアラカルト料理と共にご紹介します。
陳 建一シェフは日本の四川料理界で頂点を極めており、「料理の鉄人」をはじめ 数々のメディアに登場されているのでみなさまご存知だと思います。
また、陳 建一シェフのお父様 陳 建民氏は、日本に四川料理を広めた「四川料理の父」と呼ばれており、四川の定番料理である「汁なし」担担麺を日本人好みの「汁あり」担担麺にアレンジしたパイオニアです。
巨大な朝天辣椒
サプライズ演出が素晴らしい厨房は19時に公開!
カウンター席の前にある窓の向こうには厨房が配置されています。19時前まではスモークがかかっており、中の様子を見ることが出来ませんが、、
19時になると同時に、スモークがかかっていた窓がパっと明るくなり、横一列に並んだシェフ達がお辞儀をして登場!「料理の鉄人」を思い出すような、素敵なサプライズ演出に感動しました。
ディナーで訪れるのでしたら、ぜひ19時前までにご着席されて素敵な演出を楽しんで頂きたいです。
よだれ鶏
四川料理の定番料理、よだれ鶏。
ゴマがたっぷり入った濃厚なしびれるソースにしっとりとした柔らかい蒸し鶏の組み合わせがクセになる味。
また、よだれ鶏にトマトが合うということも意外でした。
あわびの冷製
アワビの旨味がたっぷり詰まったアワビの戻し汁にごま油、塩コショウと醤油を加えたシンプルなソースで頂く贅沢な一品。
コリコリとしたした食感が楽しめることはもちろん、シンプルなソースが厳選されたアワビの素材の良さを際立たせていました。
海老の藻塩炒め
プリプリの海老とヤングコーン、ねぎ、そら豆を藻塩のまろやかな塩分や旨味で味付けした炒め物。
唐辛子を使わないお料理はシンプルで素材の良さを活かしたお料理が多いことが印象的でした。
イカの四川唐辛子炒め
イカがこんなにも美味しいと感じたことは無かったほどに感動したお料理。
弾力がありつつも柔らかくて食べやすいイカにカシューナッツと唐辛子の融合が醸し出すハーモニーは他店では味わえないでしょう。
ポークシューマイ
点心のメニューの中からはポーク餃子をチョイスしました。ジューシーな豚肉をたっぷり使用した餡と皮の繊細さが印象的な一流店ならではのシューマイです。
陳 建一の麻婆豆腐
陳麻婆豆腐は絶対に外せない看板料理ですね!
小さいコンロと共に供してくださるので、グツグツと煮えたぎっています!
個人的に、生ぬるい豆腐は麻婆豆腐の美味しさを半減させてしまうと思っておりましたので、このサービスは嬉しいです。
花椒のしびれを効かせた本場四川の麻婆豆腐を提供するお店はたくさんありますが、小さなコンロを使うことで他店との差別化を図っていると感じました。
最後まで熱々の状態で食べられることの幸せ♡を噛みしめるように頂きました。
陳 建一の担担麺
こちらも絶対に外せない必食の鉄板メニュー。汁ありの担担麺です。
陳 建民 氏が来日された1950年代は、本場の汁なし担々麵は花椒のしびれと唐辛子の辛さが強すぎて日本人の口には合わなかったそうです。
そこで、建民 氏の奥様の「日本人は味噌汁など汁物を好む傾向があるので スープを加えたら食べやすくなるのでは?」というアドバイスをご参考にされて誕生したのが汁ありの担担麺です。
ゴマペースト(芝麻醤)ベースのまろやかで濃厚なスープに特注のオリジナル卵麺と辛みを効かせた挽肉が三位一体となり、辛みが苦手な方でも食べやすいように味付けされています。
まさか、昨今の花椒・マー活ブームが訪れるとは当時の建民氏や奥様も予想だにしなかったことでしょう!
卵麺のコシも絶妙で硬すぎず緩すぎず。そして麺の太さもスープに合うよう計算されているように感じました。
汁あり担担麺の原点はここにあります。ぜひ召し上がって頂きたい一品です。
アンニンドウフ
お料理の〆にぴったりの爽やかなデザート。
最後に
四川料理を愛する方ならば、一度は訪れてみたい四川料理の父の店。
ビジネスシーンでのご会食、ご家族やご友人のお祝い、勝負デートなど 特別な時に訪れたいとっておきの四川料理レストランです。
店舗情報
スーツァン・レストラン陳 渋谷店
03-3463-4001
東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー東急ホテル 2F
http://www.srchen.jp/
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中川正道、1978年島根県生まれ。四川師範大学にて留学。四年間四川省に滞在し、四川料理の魅力にはまる。2012年にドイツへ移住。0からWEBデザインを勉強し、フリーのデザイナーとしてドイツで起業。2017年に日本へ帰国。「人生の時を色どる体験をつくる」をテーマに妻の中川チカと時色 TOKiiRO 株式会社を設立。
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