【成都】三哥田螺 | 皆が好きな夜食、強い飲食事業を作る
“三哥田螺” (sāngē tiánluó) 辛 辛 辛 辛
田螺を秘伝のタレで炒めた料理。味は麻辣、食べれば食べるほど辛くなり、清々しい辛さ。“麻辣兔肚” (málà tùdù) 辛 辛
兎の胃袋の一番おいしい部分を泡椒と一緒に炒めた料理。味は麻辣、コリコリとした食感が美味しい逸品。“極品脆喉” (jípǐn cuìhóu) 辛 辛
豚の喉笛を唐辛子と炒めた料理。喉笛は弾力があり、面白い食感。淡白な味、臭みもなく、麻辣の味が合う。
「成都版きたなシュラン」BEST 10に入るお店
都市開発がすすむ中で、大都市では、古い建物はどんどん取り壊されてきました。 そんな中で、今もかわら屋根の平屋にお店をかまえています。そんな風に言うとちょっと素敵に想像してしまいますが、おしゃれとは縁遠いのであしからず。
お店は決してきれいとは言えないのですが、それでも地元の人からは夜食といえばこのお店という指名があるほどの実力店なのです。 お店は夕方からのみ、深夜まで大勢のお客さんでにぎわっています。
成都東較場でお店を開業したのが20年前、おいしいうわさはあっという間に広がり、今のお店のある場所「北書院街」に移ってから8年経った今は、 相変わらずのファンたちが、車を走らせてかけつけるほど。
成都の人たちは、夜おいしいものを食べ歩くのが大好き。 今日は楽しい仲間とちょっとお酒を一杯、それにあわせるのは、 いつも食べるおかずとは一味ちがう、お酒にあう大人の料理、これが成都のひとたちの夜食の定義だそう。 ほかでは食べられない、お酒に合うクリエイテイブな料理をいく皿も出してくれる、夜食最高峰のお店に、 ついつい常連さんたちも足をはこんでしまいます。
うさぎの胃袋はコリッとした食感とピリッとした辛味がなんとも新鮮です。 辛いものを食べ続けると、舌がピリピリして味がぼやけてくるので、 箸やすめとして、個人的におすすめなのが、豚のノド笛。 四川では一般的に火鍋屋さんでよく見かける食材なのですが、希少な部位で、 日本にあることも珍しいので、ぜひいただいてみてください。
最後に、とっておきの一皿を。 タニシと聞いたら、ちょっと遠慮してみたくなる、その気持ちをぐっとおさえていただいたら、忘れられない一皿になりました。
熱々のタニシを、用意してくれるナイロンの手袋をはめ、手でつかみ、 爪楊枝を使って、きれいに身を取り出します。これがちょっとコツのいるところですが、きれいにとれたときの爽快さも楽しみのひとつです。
お店にはメニューは置いていないので、今日のおすすめを聞いてオーダーします。少しハードルが高ければ、隣の人が食べているおいしそうなものを 指さしでオーダーするのも、またおいしいめぐり合わせを運んでくれるかもしれません。
食べ方
田螺を食べる場合は手袋、爪楊枝を使用します。
注文方法
メニューはなく、店員が直接何があるか教えてくれます。以下はおすすめ、定番料理です。
田螺を注文する場合
「田螺,一份」 (tiánluó , yī fèn)兔肚を注文する場合
「兔肚,一份」 (tù dù , yī fèn)脆喉を注文する場合
「脆喉,一份」 (cuì hóu , yī fèn)
基本情報
価格、おすすめ | 田螺、40元。脆喉、45元。兔肚、45元。 |
---|---|
住所 | 四川省成都市青羊区北书院街5号(总店) |
住所(英語) | sìchuānshěng chéngdūshì qīngyángqū běishūyuànjiē 5 hào ( zǒngdiàn ) |
営業時間 | 17:00 ~ 4:00 |
環境 | 店は狭い。昔の成都を感じれる建物。本店。 |
その他 | 更新:2013/02/01 |
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中川正道、1978年島根県生まれ。四川師範大学にて留学。四年間四川省に滞在し、四川料理の魅力にはまる。2012年にドイツへ移住。0からWEBデザインを勉強し、フリーのデザイナーとしてドイツで起業。2017年に日本へ帰国。「人生の時を色どる体験をつくる」をテーマに妻の中川チカと時色 TOKiiRO 株式会社を設立。
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