達州の味！きしめんのような面「侯氏寛面」

【成都】侯氏寛面 | 達州の味を成都で

“寛面” 　クアンミェン

太さが1cm以上の麺。汁なしの場合からめにくいので、予め麺に味をからめてから出してくれます。

四川省の達州出身が認めた故郷の味

一緒に取材をしている友人は四川省の達州（ダージョウ）出身。達州は重慶の上にあり、陝西省と隣接している街。この街の名物は成都でもお土産で人気の灯影牛肉（ダンインニュウロウ）と寛面。成都の灯影牛肉はまずくて食えない！と豪語する彼は麺に対しても厳しく、なかなかおいしいと言いません。その彼にこの麺屋を紹介し、食べさせたところ、おいしいの一言。この麺は本場、達州の味に間違いありません。

成都の麺は基本的に細麺。たまに太い麺もありますが、寛面ほど太くはありません。寛面の特徴はその太さにあり、太さは1cm以上。見た目はきしめんの様でもありますが、寛面の方がもう少しコシがあります。

達州で麺屋をやって8年、息子が成都で家を買ったから、見に来てみたら、寛面がまったくないんだよ、成都にも達州の味を知ってもらおうと思って、成都に店を開いたんだ、と店主の候さんは話してくれました。成都でオープンして5年。昨年、住んでいる近くにあったので、珍しいし入ろうか？と店の前まで来ましたが、見た目があまりにもあれだったので、入るのをやめてしまいました。今は改装されキレイになり、とても入りやすくなっています。

寛面を堪能し、取材をしようと席を立ったら、さっきまでいた店主が食材を買いにでかけてしまい、30分間待つことに。自分の目で見て食材を買わないと安心できないんだよ、と待たせた事を申し訳なさそうにいう店主に、おいしさのこだわりを見るのでした。

食べ方

そぼろ軽く混ぜて食べてさい。味はしっかりついています。

注文方法

椒香牛肉寛面、素椒寛面」の普通盛りを注文する場合

「椒香牛肉宽面，二两」 (ジャオシャンニュロウクァンミェン、アールリャン)
「素椒宽面，二两」 (スージャオクァンミェン、アールリャン)

基本情報