モツがうますぎる！薩摩芋の粉から作る激辛「肥腸粉」【成都】

伝統的なモツ麺の美味しさを伝えたい

“肥腸粉” (féicháng fěn)　 辛 　 辛 　
大人気、モツを入れた手作り麺。麺の原料は薩摩芋。注文する時は忘れずに「肥腸結子」(モツを結んだも)を！

“軍屯鍋魁” (jūntún guōkuī)
小麦を使い円盤状にして油で焼いたもの。何層にも重ねパリパリした食感に。職人のなせる業！！モツ麺と一緒にどうぞ。

薩摩芋の粉から作る激辛「肥腸粉」

「毎日、四川省南東部、安岳、楽岳から検査済みの新鮮なモツを仕入れ、最高品質の薩摩芋の粉を選び、粉の割合もちゃんとこだわっているのよ。 」

そう話すのは、テキパキお店を切り盛りしている素朴なやさしいオーラのおかあさん。このお店の店主です。

1985年からモツ麺屋をオープンし、今に至るまでかわらず繁盛している人気店。オープン当初からずっとこのお店を切り盛りしてきたおかあさん。 きっと小さなところまでこだわりたいという情熱が、この人気店の味を育んだのでしょう。

麺をにいただくときに、あわせていただきたいのが、四川名物「軍屯鍋魁」(jūntún guōkuī)。軍屯は地域の名称、 鍋魁(guō kuí)は小麦が原料のパンのようなもの。つまり軍屯地域で生まれたパン。 パンの中に牛肉の餡を入れ、油で揚げた後、あぶって完成です。パリパリしたパンを、つるっとした麺といただくのは、定番の食べあわせ。

店先であぶっている光景を眺めながら、やっぱり丁寧に手作りされたものはおいしいんだよなぁと、しみじみ味わってしまうのです。