まずは湖南省のグルメ好きを見つける
中国の食のガイドブック第2弾の下見のため、2015年の夏に湖南省の長沙→鳳凰古城→重慶→成都と2週間ほど食べ歩きに行ってきました。
湖南省の省都は長沙という街。人口約200万人の大都市です。
おいしいお店を探すにはまず現地の情報を調べる必要があります。
現地の情報を一番知っているのは現地に住んでいる方に聞くのが一番。
ということで、湖南省と提携がある日本の街を調べてみました。
湖南省と友好関係にあるのは滋賀県。滋賀県国際協会に電話し、長沙の情報通の方を紹介してもらうよう頼んでみることに。
湖南省の食の取材をしたい!
と熱い思いを伝え、なんと旅行業界で働いている長沙人の「吃货(グルメ好き)」を紹介してもらうことに成功!
担当の方、ありがとうございます!
湖南料理は中国語で湘菜(シャンツァイ)といい、中国一辛い人気料理
長沙人の方と長沙市内中心部にある平和堂7Fのレストラン「香香妈妈」で会い、湖南料理を食べながら、食に関する情報を伺いました。
湖南料理の特徴を簡単にまとめると以下の通り。
- 味の特徴は「辣」と「咸」(醤油味が強い)!
- 老字号より、街のレストランがおいしい(苍蝇馆子)!
- 辛い料理超大好き、辛くないとうまくないという感じ!
- なんでも炒める、とにかく炒める!
- 各地方にそれぞれ名物料理あり!
- 夜食では絶対、口味虾は食べること!
- 臭豆腐だけじゃない!長沙名小吃は!
そして、ノートにこれは絶対食べて!という料理を列挙してもらいました。
長沙には3日の滞在、3日じゃ食べ終わらない量…
湘菜のおふくろの味を食べる
川菜のおふくろの味は回鍋肉、湘菜では「辣椒炒肉」がそれにあたります。
辣椒炒肉は青唐辛子と細切れの豚肉をシンプルに炒めた料理。
この青唐辛子に長沙人は並々ならぬこだわりがあり、青唐辛子は5号を使うのが重要とのこと。
その他にも気を利かせてくれて湖南省名物の「剁椒鱼头」などたくさんの料理を頼んでくれる優しい長沙人。
剁椒鱼头の魚は「雄鱼」で蒸した魚の頭に下から鍋のように火をつけダシを出しつくし、最後に麺でしめるというのが、長沙スタイル。
そして、もう一つの家庭料理が「擂辣椒皮蛋」。すり鉢に皮蛋と辣椒を入れて、すり潰すして食べる料理。
どちらの料理もご飯との相性抜群でした。
前日の味の染み込んだ残った料理を炊飯器に入れ、一緒にご飯を炊く「香香妈妈饭」など、初めて食べる湘菜の面白さに一瞬で惹かれました。
さすが中国八大料理!ですね
いかにも湖南料理という料理をたくさん注文していただき、助かりました。
基本情報
平和堂7Fのレストラン「香香妈妈」
レストランのおすすめ度(最大5つ星) : ★★★
価格、おすすめ | 料理は30元~60元 |
---|---|
住所 | 湖南省长沙市天心区黄兴中路88号 |
住所(英語) | hú nán shĕng cháng shā shì tiān xīn qū huáng xìng zhōng |
営業時間 | 9:00~22:00 |
環境 | 平和堂の7Fにあるレストラン |
その他 | 電話:0731-82918887 |
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中川正道、1978年島根県生まれ。四川師範大学にて留学。四年間四川省に滞在し、四川料理の魅力にはまる。2012年にドイツへ移住。0からWEBデザインを勉強し、フリーのデザイナーとしてドイツで起業。2017年に日本へ帰国。「人生の時を色どる体験をつくる」をテーマに妻の中川チカと時色 TOKiiRO 株式会社を設立。
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