About me
中川正道。四川省公認の四川料理の専門家、麻辣連盟総裁、時色株式会社代表兼デザイナー。2002~2006年まで四川省に滞在、四川料理に魅了される。2012年に単身、四川省へ行き、四川の仲間たちと200店舗の四川料理店を食べ歩き「おいしい四川」サイトをリリース。2014年夏に日本初!四川料理食べ歩きガイドブック「涙を流して口から火をふく、四川料理の旅」を出版。2日間で10万人を動員した四川フェス主催。 これまでの活動が実を結び、2018年のマー活、花椒が話題になる。2019年の麻辣ブームの火付け役。


 

先週、四川省へ食べ歩きの旅の視察に行ってきました!

 

こちらの視察で見つけた料理でこれはすごい!という料理のみ、11月21日~25日に行う重慶食べ歩きのツアーに組み込む予定です。

 

7人乗りのバンを三日間貸切、成都~重慶の間、約500㎞のおいしい美食を探す旅の始まりです。

ちなみに運転手さんはチベット生まれチベット育ちの漢族のおじさん。チベットでは補給部隊として、あの5000m級の山々を無事故で駆け抜けてきた元軍人。これは期待できますね!

 

成都からまず向かったのは四川省資陽市安岳県

 

地球の歩き方には載っていないでろう、超マイナーな地方都市。中川と現地ガイドカカさんも行ったことがない地域。さて、この町で一体どのようにおいしい料理を探すのか?

 

安岳

 

あまりにもマイナーなので、百度の情報も少ない、大众点评にもほとんど記載がない。こんな情報不利な状況で頼るのは「人」です。

 

カカさんの友達の知り合い…という縁を活かし、街の名物は何か?何がおいしいのか?をヒアリング。大体のあたりをつけて、あとは街を歩きながら、見つけます。

 

この辺りにおいしい料理屋が多いという情報を仕入れて見つけたのがこちらのお店。

 

四川名物の兎を食べる

看板には四川省の人気グルメ番組「吃八方」も取材にきたと記載あり。本店と書いてありますが、支店はなし。

 

安岳

 

成都で人気の王妈手撕兔が左に店舗を構えていましたが、人気なのはコチラの店でした。

 

安岳

安岳

 

美味しいそうなオーラを醸し出していたので、まずは食べてみようと一匹購入することに。

 

安岳

 

店の中には四川省料理協会からの認めれた証も飾ってあります、これは期待できますね!

 

安岳

 

食糧飢饉が発生し、兎を食べるようになった

安岳

四川省では昔、食糧飢きんがあり、その際に食べるものなくなり、繁殖が容易にできる兎を食すようになったといわれています。今では年間約1億匹の兎をたべるとか。

 

そのため、淡泊な兎をどのようにして食べるか?という技術がものすごく発達しています。こちらのメインは成都でも人気の「手撕烤兔」という料理。

 

炭火でカリッと焼き、水分を飛ばし、辛いラー油とスパイスをたっぷりまぶしてたべる超スパイシーな料理です。早速一匹購入し、次のお店へ。

 

夏に砂鍋を食べるという幸せ

 

安岳

こちらは余氏手撕烤兔の斜め向かいにある美味砂鍋。まったくのノーマークでしたが、地元の人たちがにぎわっていたので、まずは食べてみることに。

安岳

メニューはこんな感じ。地元の人にきくと、水粉というのが安岳の名物。水粉はいわゆる苕粉(薩摩芋の粉でつくった麺)。

水粉を頼もうかと考えてましたが、ついつい別の火鍋粉に目を奪われ火鍋粉を注文。こちらも苕粉なのですが、麺の幅が広いのが特徴。

安岳

そのほか珍しい刀削麺砂鍋があり、注文。

安岳

ぐつぐつした砂鍋にとろとろに煮込まれた刀削麺。ラー油がパンチをだし、いい感じの具材たち。こんな料理が日常的に食べれる幸せ、まさに口福!!

安岳

 

そして、餃子砂鍋もあるのを発見し、魚肉餃子を注文。こちらは白湯のあっさりスープ。ラー油タレに餃子つけて食べます。

安岳

 

最後にお店の人が一押ししていた牛肉丸子(肉団子)。ぼくはこの牛肉団子が一番気に入りました。

安岳

 

メインの具材他に魚肉ソーセージ、豚の血、昆布などいろいろなものが入る砂鍋。昼間からこういう熱々の料理とビールを飲み、スパイシーな兎をつまむ。この流れ最高ですね!

 

安岳

 

最後に

今は成都から重慶まで新幹線で約2時間でつきます。一気にこの距離を移動すると間にある小さな街を見落としてしましまいます。

交通が便利になればなるほど、見落すことが多くなる。ぼくらおいしい四川はそういう見落されてしまっている料理を発掘し、それを確認し、食べてみる。そして、おいしかったら、みんなで食べに行く!

 

そんなことをやっていきたいと思います。だからマイナーであればあるほど面白く、交通が発達すればするほど、見つけがいもある。

 

そんな地方都市の料理に一番魅力を感じてしまいます。四川省から重慶までの食べ歩きの旅、最高においしいく面白いエリアです。

 

いつかこの情報をもう少しまとめて、またガイドブックにしたい!そう考えています。近いうちに企画書作り、また出版社に企画持ち込みしてみます。お楽しみに!
 
 

 

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中川正道
中川正道、1978年島根県生まれ。四川師範大学にて留学。四年間四川省に滞在し、四川料理の魅力にはまる。2012年にドイツへ移住。0からWEBデザインを勉強し、フリーのデザイナーとしてドイツで起業。2017年に日本へ帰国。「人生の時を色どる体験をつくる」をテーマに妻の中川チカと時色 TOKiiRO 株式会社を設立。
四川料理マニアたちがつくる四川料理の祭典「四川フェス」主催。過去動員数累計24.5万人。四川料理、しびれ、麻辣、マー活ブームに火をつけ中華業界を盛り上げる。