剣門関
About me
中川正道。四川省公認の四川料理の専門家、麻辣連盟総裁、時色株式会社代表兼デザイナー。2002~2006年まで四川省に滞在、四川料理に魅了される。2012年に単身、四川省へ行き、四川の仲間たちと200店舗の四川料理店を食べ歩き「おいしい四川」サイトをリリース。2014年夏に日本初!四川料理食べ歩きガイドブック「涙を流して口から火をふく、四川料理の旅」を出版。2日間で10万人を動員した四川フェス主催。 これまでの活動が実を結び、2018年のマー活、花椒が話題になる。2019年の麻辣ブームの火付け役。


 

剣閣にて。橋の上のホテルに1泊し、翌日は四川省北部の見どころ剣門関へ。

剣門関

剣門関とは?

剣門関は歴代の兵家達によって必ず争われてきた天然の要塞です。「険門関を得れば、四川を得る」とも 言われた険峻な地で、この二千数百年の間に百回近くの戦があったそうです。三国志の時代では諸葛孔明が関楼の下の谷に30里に及ぶ閣道を造って北伐の根拠地としました。険しい山々がそそり立ち、その名のごとく剣の門です。

そして蜀が滅亡する直前、3ヶ月に渡って剣門関を死守したのが姜維でした。

263年8月、魏は全軍をあげて蜀に侵攻しました。姜維は沓中から退いて剣閣(剣門関)に立てこもり、鐘会に抵抗しました。兵数10万を誇る鐘会軍もなかなかこれを攻め落とせず、姜維に向かって投降を呼びかけるが、姜維は頑に抵抗を続けました。 しかしトウガイが陰平から人跡未踏の険路を七百里も超えて江油に入り、綿竹関を破って成都に至ると、劉禅は何もせずに魏に降伏しました。事情を知らぬ姜維は広漢に退いて状況把握につとめました。后主の「降伏せよ」との令を知り、姜維は「ふ城」でやっと鐘会に投降したのです。武将達は知らせを聞くと、刀を抜いて石を斬りつけ、その無念さをあらわしたといいます。

出典:http://www.arachina.com/attrations/sanguo/yizhi/jmg.htm

 

剣門関のトレッキング

剣閣から剣門関は車で約20分。チケット(150元)を購入し、剣門関を歩きました。

剣門関

「トレッキングをする」と全く聞かされていなかったため、足元は歩きにくいブーツ。。。

山の上なので、滑る岩肌に気をつけ、ゆっくり3人でトレッキングしました。

剣門関

傾斜が激しく両手を使わないと上がれない道も多く、年配の方はかなり厳しい場所かと思います。

一番短いルートで大体3時間ぐらい。かなり疲れます。

剣門関

観光名所なので、至るところに休憩地点もあります。登っては休むとゆっくり進んでください。

剣門関

一緒に旅をした仲間。上海から来たレシピメディア美食台の副編集長「載踏踏」、ツアーガイドの「小書」

 

面白いなとおもったのは、近くの農家さんが山で採れたいろいろなモノを山道で売っていること。

剣門関

新鮮なアケビや天麻(オニノヤガラ)、自然薯など地方特産が激安で購入できます。

剣門関

こちらは山に生えている松を削り、手作りで作った肩たたき。5元~。

剣門関

 

身体に浸み込む手作りの豆腐干

剣門関

3時間トレッキングしてお腹がペコペコ。そんな時に見つけたのが、こちらの手作りの豆腐干屋さん。

自家製の豆腐干に甘辛い紅油で味をつけた激辛のものから、シンプルなものまでありました。

剣門関

ほどよい疲労感の中、しょっぱく辛い豆腐干は体に染み込み、ついつい三人で大量に買う羽目に。

剣門関

剣門関

薄いのは湯葉を乾燥させたもの?と思いきや、おばちゃんいわく、米豆腐の皮とのこと。

剣門関

湯葉のような食感が絶品でした。

 

小盛で4袋購入し、大体25元ぐらい。非常にお得なおつまみ!

 

次はいよいよ旅のメインとなる豆腐宴の記事を公開します。

 

基本情報

四川广元剑门蜀道剑门关旅游景区-官网

http://www.zgjmg.com/

 

 

2008年からスタート。13年をかけた四川料理プロジェクトの全貌はこちら!

四川料理プロジェクト

6000人が購読!四川料理を愛する仲間募集!四川料理情報を発信する無料メルマガ

四川料理の仲間を募集

東京麻辣ストーリー~しびれる恋の行方

四川省成都からきた留学生「小桃(シャオタオ)」、麻婆豆腐好きの日本人大学生そう太。シャツにラー油がついた···から始まる四川料理恋愛ストーリー!

東京麻辣ストーリー

麻辣連盟 | 四川料理を愛する仲間たち

麻辣連盟

四川料理を愛し中華料理が大好き!麻辣連盟では普段日本で食べられている四川料理ではなく、本場の料理を皆で食べる食事会を中華料理店とコラボして、全国で開催します。食の好奇心に刺激され、まだ見ぬ大陸の味を日本で食しましょう!参加される方は入党ください!

麻辣連盟についてはこちらから

【出版】四川省・成都を中心にした食べ歩き旅行の決定版

涙を流し口から火をふく、四川料理の旅 (KanKanTrip)
中川 正道 張 勇
書肆侃侃房 (2014-08-25)
売り上げランキング: 30,730

SNSでも発信しています!

おいしい四川公式ページ

最新四川料理はツイッターにて!

取材してきた四川料理画像を公開中

ご案内

人気記事まとめ

  1. 【中華料理メニュー】回鍋肉、チンジャオロースーなど43料理のまとめ
  2. 麻婆豆腐より滑らかでうまい!脳花(豚の脳みそ)の美味しい食べ方5選
  3. 中国春節の旅!世界遺産『福建土楼』を巡り『客家料理』清蒸光魚、老鼠粄、竹筒鶏等を食べる
  4. お土産に!笹に包まれた手作り餅がおいしい「査氏黄粑」【宜賓】
  5. ラー油のど迫力!一度食べたら忘れらない四川料理の定番「紅油」味とは

おいしい四川運営者について

辛い料理と食べ歩きを愛している方に、日本にはない本場の料理を食べるチャンスを提供する「四川料理の専門家・麻辣連盟総裁」の中川正道です
お気軽に友達申請ください。申請時は一言お願いします! facebookを見る


世界を遊び場に生きる

中川正道
中川正道、1978年島根県生まれ。四川師範大学にて留学。四年間四川省に滞在し、四川料理の魅力にはまる。2012年にドイツへ移住。0からWEBデザインを勉強し、フリーのデザイナーとしてドイツで起業。2017年に日本へ帰国。「人生の時を色どる体験をつくる」をテーマに妻の中川チカと時色 TOKiiRO 株式会社を設立。
四川料理マニアたちがつくる四川料理の祭典「四川フェス」主催。過去動員数累計24.5万人。四川料理、しびれ、麻辣、マー活ブームに火をつけ中華業界を盛り上げる。