【成都】宋二姐土鶏火鍋 | 飲食に必要なのは良心
“板栗焼土鶏” (bǎnlì shāotǔjī)
地鶏と栗を砂鍋に入れ、弱火で5時間煮込む。あっさりとしているが鶏のうまみがしっかりでてる鍋。地鶏の鮮度が素晴らしく、弾力あり非常に美味しい。
これが本当の地鶏!無添加オーガニックの地鶏
「宋二姐土鶏火鍋」というこのお店の名前の誕生には、ちょっと楽しい物語があります。
凛としたスタイルとチャーミングな性格で、お店のファンを増やしつづけてきたオーナーの周さん、実は若いころから、中国の歌手「宋祖英」に似ていると評判の美人だったそう。 そんな歌手のネーミングから一文字、「宋」をとり、そして周さんが次女だったというシンプルな理由から、「二姐=中国語で次女の意味」をつなげて、 現在のお店の名前、「宋二姐」となったのです。
このお店のとっておきの一品は、「板栗焼土鶏」(bǎnlì shāotǔjī)。
火鍋と聞くと、真っ赤でスパイシーなスープをイメージしてしまいますが、 このお店の火鍋のスープは、透きとおるような琥珀色のスープに、漢方の一種であるきれいな赤色のクコの実がちりばめられているという、見た目にはとてもシンプルなもの。 でもでも、実はこのスープを完成するのに、なんと5時間もの間、丁寧に地鶏と栗を煮込み、おいしさをスープに閉じ込めるのだそうです。 スープをかき混ぜてみると、お鍋のそこにはやわらかくなった地鶏と栗がたっぷり入っていました。
鶏と栗の組み合わせ、なんだか意外でしたが、こんな贅沢なスープってあるのでしょうか。科学調味料一切無添加、素材のうまみから生みだされるふくよかな香のする上品なスープ。 不思議なことに、2杯目、3杯目にいただくスープはさらに濃厚さを増し、 やわらかくとろけるように煮込まれた地鶏は、それでもってもまだ絶妙な食感があるのです。
それもそのはず、このお店で使用する鶏は、全て瀘州合川県胡宝古鎮産。専用農家と契約して、山に放し飼いにされ、のびのびと育った地鶏のみというこだわりよう。 きわめつけは、新鮮さを求めて、毎日買いつけにいくのだそう。
実直なオーナーの仕事の背景には、飲食の分野で働いてきた経験の中で、 ひとつの確信として思いつづけてきたことがベースにありました。 「餐飲是良心与道德之事業」、直訳すると「飲食業を行う上で一番大切なことは常に良心に基づいていること。」
料理への愛情あふれる良心店、まちがいなくおすすめの一軒です。
食べ方
最初にスープをいただき、野菜を入れて地鶏、栗からいただきます。
注文方法
最初に鍋の中には地鶏と栗が入っています。まずはスープを飲み、次に栗と地鶏を食べます。そのあと野菜などを追加し、煮込んで食べます。
味は2種類あり、「紅味」は麻辣味。「白味」はそのままの味。素材の味を楽しむ「白味」がおすすめです。
「白味」の「板栗燉土鶏」を注文する場合
「板栗炖土鸡,白味」 (bǎnlì dùn tǔjī , báiwèi)
基本情報
価格、おすすめ | 鍋は98元、3つの野菜付。 おすすめ:板栗燉土鶏。 |
---|---|
住所 | 四川省成都市成华区双林路89号附4 |
住所(英語) | sìchuānshěng chéngdūshì chénghuáqū shuānglínlù 89 hàofù 4 |
営業時間 | 09:00 ~ 23:00 |
環境 | 環境はよい |
その他 | 更新:2013/02/01 |
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中川正道、1978年島根県生まれ。四川師範大学にて留学。四年間四川省に滞在し、四川料理の魅力にはまる。2012年にドイツへ移住。0からWEBデザインを勉強し、フリーのデザイナーとしてドイツで起業。2017年に日本へ帰国。「人生の時を色どる体験をつくる」をテーマに妻の中川チカと時色 TOKiiRO 株式会社を設立。
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