1925年創業の老舗 盤飧市腌卤
卤菜(ルーツァイ)とは、 動物のお肉、内臓、または野菜、豆製品など、幅広い範囲の食材を「卤」と言う調理方法でできた煮汁で煮込んだもの。主に冷菜(前菜)とおつまみとして食べられる料理。
1925年創業、成都卤菜の老舗「盤飧市」は、2007年に日本の経済産業省にあたる中国商務部から「中華老字号(ジョンファ・ラオズハオ)」の称号を得て、2010年に更に成都市無形文化遺産に登録された。お店の名前「盤飧市」は、杜甫の「客至」詩に由来したもの。
盘飧市远无兼味, 市場は遠く、豪華な食事は出せないし
樽酒家贫只旧醅。 家は貧しく、酒は古酒があるだけだ
この詩は、杜甫が成都の草堂に住んでいたときの作とされて、貧乏な暮らしをしていてもお客を心から歓迎している様子を表している。
持ち帰りが好きな成都人の大好物
食生活へのこだわりが深い成都人が、よくお昼や晩御飯の一品として、卤菜を持ち帰っている。特に鶏、アヒル、ガチョウの手羽先、足、砂肝や肝などのおつまみは、20世紀以来、成都人の大好物となっている。
朝から夜までずっと並んでいる長い行列の中、八割以上は地元の人。美味しい料理の街と言われる成都では、このような風景を見たらすぐ「美味しいお店」だと判断できるよね。
おすすめ料理
卤水拼盤 48元 お店の看板料理
卤肉锅魁 10元
肺片锅魁 11元
包子(肉まん)
夫妻肺片
最も伝統的な四川料理を食べるなら、成都人は必ず100年に近い歴史を持ち、成都の誇りに思う老舗「 盤飧市」を勧める!
住所:华兴街62-64号
営業時間:月曜日~日曜日 11:00-14:00 17:00-21:00
四川の名物料理の関連記事
- 【無形文化財】宜賓横江古鎮のご当地スイーツ「眉毛酥」の物語と古い街の散策 2023年06月22日
- 【四川地方料理】平楽古鎮で食べる邛崃名物!白濁した濃厚スープの奶湯麺と甘辛の鉢鉢鶏は絶品 2023年02月19日
- 売上高1.2兆円!宜賓を支える老舗酒造「五糧液」を見学し、名物の南瓜田鶏(かぼちゃとカエル)をつまみに白酒を飲む旅 2022年12月16日
- 古建築が残る李庄古鎮で李庄三白(白酒、白糕、白肉)を味わい、歴史を考える。 2022年07月11日
- 成都女子、四川で一番大きな烤魚「至尊巨無覇烤魚」を食べる! 2022年03月28日
- 中国市場を独占!レモンの都、四川省安岳県で食べる名物料理「魚蛋」と穴場の石刻巡り 2021年08月20日
- 学生たちと人気串串火鍋「牛華八婆」で打ち上げ!ほのぼの宜賓生活に癒される1日。 2021年06月14日
- 鶏の黄金スープに豚つくね!伝説の「高県土火鍋」をついに食べました!! 2021年04月06日
- 三国志ファン必食「剣門豆腐」!難攻不落の要塞「剣門関」で食べる四川名物料理 2021年02月15日
- 【2021年版】四川在住の成都女子がはまっている!今、一番食べてほしい5つの四川料理とおすすめの12店舗! 2021年01月22日
麻辣連盟 | 四川料理を愛する仲間たち
四川料理を愛し中華料理が大好き!麻辣連盟では普段日本で食べられている四川料理ではなく、本場の料理を皆で食べる食事会を中華料理店とコラボして、全国で開催します。食の好奇心に刺激され、まだ見ぬ大陸の味を日本で食しましょう!参加される方は入党ください!
【出版】四川省・成都を中心にした食べ歩き旅行の決定版
書肆侃侃房 (2014-08-25)
売り上げランキング: 30,730
SNSでも発信しています!
おいしい四川公式ページ
最新四川料理はツイッターにて!
取材してきた四川料理画像を公開中
ご案内
人気記事まとめ
- 【おすすめ8選】成都市内の茶館は1万以上!四川の茶館で茶を飲み一日中ダラダラしませんか?
- 日本炒飯協会がオススメ!横浜で食べてほしいチャーハンベスト5
- 中国人が選ぶ!成都の絶対食べ逃してはいけない美食ベスト31四川料理2018年版
- 麻婆豆腐より滑らかでうまい!脳花(豚の脳みそ)の美味しい食べ方5選
- 家に生きたまま天然記念物オオサンショウウオ(養殖)が届く!?焦りまくって火鍋屋へ…広元市青渓古鎮は野生生物の宝庫なんです。
おいしい四川運営者について
辛い料理と食べ歩きを愛している方に、日本にはない本場の料理を食べるチャンスを提供する「四川料理の専門家・麻辣連盟総裁」の中川正道です
お気軽に友達申請ください。申請時は一言お願いします! facebookを見る
世界を遊び場に生きる
中川正道、1978年島根県生まれ。四川師範大学にて留学。四年間四川省に滞在し、四川料理の魅力にはまる。2012年にドイツへ移住。0からWEBデザインを勉強し、フリーのデザイナーとしてドイツで起業。2017年に日本へ帰国。「人生の時を色どる体験をつくる」をテーマに妻の中川チカと時色 TOKiiRO 株式会社を設立。
四川料理マニアたちがつくる四川料理の祭典「四川フェス」主催。過去動員数累計24.5万人。四川料理、しびれ、麻辣、マー活ブームに火をつけ中華業界を盛り上げる。