【成都】鄢排骨 | ファンが支える小さな人気店
“排骨” パイグー
漢方がたっぷり入った醤油ベースの特性タレに、具材をじっくり漬け込み、さらに煮込むこと「鹵」(ルー)といい、この手法で作られた料理を鹵菜(ルーツァイ)と言います。この店は鹵菜店で排骨(豚のスペアリブ)がおすすめ。
鹵菜が美味しい!知る人ぞ知る路地裏の人気店
約8年前、成都で働いていた時にたまに同僚と食べに行った店です。この店はせまいのに、昼時になると付近のサラリーマン、OLがご飯を食べる、近所の酒飲みのおやじ達が鹵菜をつまみに白酒をのむ、ということで、いつも昼時は込んでいました。
8年ぶりに行ってみましたが、やはり12時すぎは人がいっぱいで席もない。人が少なくなる時間帯を見計らって、一時間半ぐらい時間をつぶし再度、行ってみると、次は近所の住民たちがちらほら。私たちと同じように混む時間帯は避けているようです。
久しぶりにこの店の名前にもなっている排骨を食べましたが、しっかり味がしみこみ、おいしい。8年前と味も変わらず、店も変わらず、そこにいてくれていました。 昔は鹵菜の持ち帰り専門だったんだよ、でも持ち帰りだけじゃなくてテーブルも置いてほしいとお客さんから要求があって、それで今のように中で食べれるようにしたんだ、と店主の鄢(エン)さんは教えてくれました。
1984年、四川省図書館の食堂で鄢さんは鹵菜を作っていたそうです。その後、料理の道からは外れましたが、昔のお客さんからあんなにおいしい鹵菜が作れるんだ、鹵菜の店をやった方がいい!と言われ、1994年に成都市の城守街で鹵菜の店を開業します。
そして、2000年に今の三聖街に移り、現在に至るとのこと。当時、鄢さんに鹵菜の店をやった方がいいと言った人は先見の目がある、相当なグルメ家なんだろうなと、排骨とビールに感謝しながら思うのでした。
食べ方
白酒、ビールのつまみにぴったり。いろいろ注文しましょう。
注文方法
スペアリブ、豚のレバー、湯葉を注文する場合
「排骨、一块」 (パイグー、イークァイ)
「猪肝、一两」 (ジューガン、イーリャン)
「豆筋、二根」 (ドウジン、アールゲェン)
基本情報
価格、おすすめ | 排骨 33元/500g、豆筋 16元/500g、猪肝 21元/500g |
---|---|
住所 | 四川省成都市锦江区三圣街58号 |
住所(英語) | sìchuānshěng chéngdūshì jǐnjiāngqū sānshèngjiē 58 hào |
営業時間 | 10:00~20:00 |
環境 | 支店なし。店は非常に狭い。 |
その他 | 更新:2013/02/01 |
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中川正道、1978年島根県生まれ。四川師範大学にて留学。四年間四川省に滞在し、四川料理の魅力にはまる。2012年にドイツへ移住。0からWEBデザインを勉強し、フリーのデザイナーとしてドイツで起業。2017年に日本へ帰国。「人生の時を色どる体験をつくる」をテーマに妻の中川チカと時色 TOKiiRO 株式会社を設立。
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