
目次
四川フェス2025に参加いただき、ありがとうございました!
このレポートでは、2025年5月10日~11日に行った四川フェス2025@中野麻婆豆腐商店街の様子を振り返り、情報をまとめていきます。
四川フェスの基本情報
年 | 開催日 | 開催場所 | 出店数 | 来場者 | 食数※ |
【晴天】🌞2017年 | 4/2 | 中野セントラルパーク | 16 | 2万人 | 1.5万食 |
【晴天】🌞2018年 | 4/7~8 | 新宿中央公園 | 18 | 6.5万人 | 3万食 |
【晴天】🌞2019年 | 4/20~21 | 新宿中央公園 | 31 | 10万人 | 5万食 |
2020年 | 12/19 | オンライン開催 | – | 視聴者数2.5万人 | |
2021年 | – | – | – | – | – |
【晴天】🌞2022年 | 5/14~15 | 中野セントラルパーク | 20 | 4.5万人 | 2.7万食 |
【雨天】☔2023年 | 5/13~14 | 中野セントラルパーク | 28 | 3万人 | 1.7万食 |
【晴天】🌞2024年 | 5/11~12 | 中野セントラルパーク | 33 | 6万人 | 5万食 |
【10日☔→☁】 【11日🌞】2025年 |
5/10~11 | 中野セントラルパーク | 36 | 5万人 | 4万食 |
※食数はドリンク、物販、試食なども含みます。
天気に左右される四川フェス2025
今年は一日目となる土曜日は午前中が雨。開始時刻となった11時には霧雨になり、なんとか開催できました。
個人的にはかなり涼しく、これはこれで麻婆豆腐日和だったと思います。そこまで人も多くなく、混みすぎず、ちょうどいい塩梅でした。
打って変わって二日目は晴天。半袖でも熱いぐらい。芝生にはたくさんの人がテントや下敷きをひき、思い思いに麻婆豆腐を堪能されていました。この雰囲気、みなさん、チルしていますね!
デッキにもたくさんの人。こういう座れるところが多いのも中野セントラルパークのよいところです。
俯瞰でみるとこんな感じです。麻婆豆腐を買い、芝生にいくもよし、デッキで食べるのもよし。
四川フェス2025のコンセプト
今年の四川フェスのコンセプトがこちら。
好きを全開に。
麻婆豆腐をキッカケに四川料理、中国料理好き、中国サブカル好きが集まる場をつくる。
もともと四川料理マニアなイベントとしてスタートした四川フェス。だんだん、マニアックな内容を追及していく、イベントではなく、広く麻婆豆腐好き、中国のカルチャー好きな人たちに楽しんでもらえるイベントに変わってきました。
これはぼくが四川省に留学して、中国のサブカルチャーが好きになった・・というのに要因もありますが一番は中国サブカルを対象とした大きなイベントが日本にはない、というのが大きいです。
中国はとっつきにくい国です。でも、一回深く接してしまうとすごく面白い。ぼくにとってはそれが料理だけど、他の人にとっては言語かもしれないし、ドラマやゲームかもしれない。歴史という人もいる。
そんな中国サブカル好きが集まり、麻婆豆腐を食べて、最終的に四川料理好きになったら、最高だなと思い、イベントを企画しています。
混沌として、派手な世界観をデザインする
イベント企画もやりますがぼくはデザイナーでもあります。イベントの最初にまず作るのがキービジュアル。
今年のイメージはこんな感じ。キャッチコピーは「ラー油とハートに火をつける。」意味不明なコピーですが、なんかこういう感じでイベントを作りたかったのです。
中国の混沌をイメージして、共通背景画像をかっこいい混沌とした画像にする。こういう細かい画像素材を丁寧に作り、拡散用チラシに落とし込むとこんな感じになります。
このわちゃわちゃ感。まさに四川フェスっぽいですよね。
さらにSNS用に拡散させる縦画像も作りこみます。背景の色をさらに反転させてアンバランスにする。この赤い札は中国の家庭の入り口によく張っている札をベースにしています。誰もそんなこと気にしないと思うけど、一つ一つをかなり細かく作りこみ、独特の世界観を作っています。神は細部に宿るですね!
いつも思うのがいろんなイベントでパッと見て、どんな料理が食べれるかわからないこと。みんなまずは全体でざぁーと把握したいと思う。そのため、この一覧を毎回作ります。
毎回、好評なのがうれしい!この画像をみて、会場をウロウロしている来場者を見ると本当うれしい。デザイナー冥利に尽きます。
さらに詳しくはこちらを参照。
同時開催する麻辣グランプリ
四川フェスが四川料理好きの一般消費者のお祭りとした場合、麻辣グランプリは四川料理の商品をもった企業のお祭りです。
全国から麻辣商品を集めて、各審査員ですべて実食審査、書類審査はなし。書類審査しない理由については、食品は食べないとそのおいしさがわからないからです。
ただ、審査員たちは大量の商品を試食しなければならないので、かなり過酷です‥
今年はテーマを『麻婆豆腐』にしぼり、全国から29社/31商品のエントリーがありました。結果は四川フェス一日目で発表しましたがプレスリリースも発行しました。
麻辣グランプリ〈麻婆豆腐編〉決まる!2025年一番のシビ辛の商品はコレ!
四川フェスを支える出展企業さま
オフィシャルパートナーの李錦記さま
中国国家観光局駐日本代表処さま
味の素株式会社さま
青島ビールさま
新宿中村屋さま
Teway天味さま
株式会社永谷園さま
【永谷園さんの四川フェスレポート】
「なぜそこに永谷園!?」辛いもの好きが集結する“四川フェス”に永谷園が出店し続ける理由とは?
https://note.nagatanien.co.jp/n/nbc735de63adc
日和商事株式会社
江小白さま
クラフト焼酎ボールと四川料理の”香り”ペアリング
ユウキ食品さま
ユウキ食品さんのレポートもほっこりしました。『こぼれ話』ぜひ、ご覧ください。
ソフトバンクさま
四川フェス2025参加した店舗
中華フリーマーケット
中野セントラルパークの隣、四季の森公園では昨年好評だった中華フリマを開催。中華な雑貨、本、服など様々なハオい商品が並びました!
Xではトレンド入りしました!
四川フェスではxを中心としてPR活動をしています。広告やキャンペーンはなし、すべて独自投稿のみです。特に5月11日はかなりの投稿がありました!SNS班の皆さんありがとうございます!
そして、一番バズッた投稿がこちら。
片思いハート…!配置し直しました!
受付に飾ってます👍🫶🌶#四川フェス https://t.co/ZmFr4JK4tI pic.twitter.com/HCp5hQ664S— 四川フェス🔥 (@Amazing_Sichuan) May 10, 2025
こちらの色紙は西条先生からのプレゼント。ありがとうございました!
四川フェスラジオ
スタッフからの要望で会場で「忙しくて聞けない、アーカイブしてほしい!」が多く、今年は音声をすべて録音。Youtubeの方にアップしました!
編集して思ったのは三遊亭楽生師匠のトークがうますぎて、本当ラジオのクオリティー。またヤンチャンは中国人とは思えないほど日本語がうまい。翻訳もたびたび入っていますがこれ台本なし、ぶっつけ本番です。二人とも能力が高すぎる・・
そして、効果音からすべてのBGMを流しているのがBUBBLE-Bさん。どのトークにもハマる音を出していて、素晴らしいです。ぜひ、作業用の音としてでもよいので、ざっと流してみてほしいですね。
DAY1 5/10(土)
【収録概要】
06:58 開会宣言(中国駐東京観光代表処 ご挨拶)
23:49 四川料理屋台・出展企業インタビュー
48:50 李錦記プレゼンツ トーク&じゃんけん大会
1:11:25 「中国へようこそ!」プロモーションタイム
1:39:54 四川料理屋台インタビュー
1:53:18 麻辣グランプリ結果発表
2:33:47 味の素 極シリーズ開発秘話
2:57:54 三国志トーク(歴史ライター哲舟)
DAY2 5/11(日)
【収録概要】
5:45 【四川料理店舗】屋台インタビュー
40:33 【出展企業】インタビュー!
59:41 【麻婆豆腐と青島ビールの世界】BUBBLE-B
1:17:50 【四川から来日】天味食品とは?好人家、大紅炮の魅力
1:30:54 【新宿中村屋】恋と革命のインドカリーと麻婆豆腐秘話
2:01:39 【李錦記プレゼンツ】トーク&じゃんけん大会
2:14:16 【るいちゅーぶへの道】森累珠(もり るいす)、森ヨーコ
2:43:03 【動画あり】ヤンチャンのケツヌンチャク
2:45:05 【動画あり】みんなでのケツヌンチャク
2:47:15 【中国鉄道時刻研究会】主宰 何玏(カロク)
3:15:16 【抽選発表】四川航空チケットがあたる!
3:41:12 【エンディング】
四川フェスを盛り上げたゲストたち
四川フェス実行委員会のみんなと振り返る四川フェス
イベント後は打ち上げ
最後に
四川フェスに来場した皆様、また参加していただいた店舗、企業の方々。ありがとうございました!!今年も無事に開催できました。
四川フェスは2017年から開催し、これで7回目。
「本当の四川料理を広めよう!」という思いは変わっていませんが最初に比べるとまるで別のイベントのように変わりました。
諸行無常。四川料理マニアなイベントから、中華好きなイベントへと変貌をとげています。
今後、どんな感じになるか、運営をしているぼくでもわかりません。仲間たちとその時、その瞬間、おもしろい、おいしい、思いついたことをするだけです。
今年も四川フェスに関わったすべての方、本当に感謝しております。ありがとうございました!
また来年、お楽しみに!!
レポート作成:四川フェス実行委員会・委員長 中川正道
写真:HIROTA HIROKO 、イケピー、四川フェス実行委員会より
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中川正道、1978年島根県生まれ。四川師範大学にて留学。四年間四川省に滞在し、四川料理の魅力にはまる。2012年にドイツへ移住。0からWEBデザインを勉強し、フリーのデザイナーとしてドイツで起業。2017年に日本へ帰国。「人生の時を色どる体験をつくる」をテーマに妻の中川チカと時色 TOKiiRO 株式会社を設立。
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