すべては顧客の為に
“冒菜” (mào cài)
火鍋より少し軽いスープに具材を入れ、豆鼓ベースの秘伝タレをからませて食べます。思ったより辛くはなく、火鍋よりすっきりした味わいです。
安くてボリュームありピリ辛な四川名物「冒菜」
時間はいつの間にかあっという間に過ぎ、かつて長く住んでいた四川師範大学を最後に訪れたときから、8年が経過していました。 しかし、このお店の冒菜の味は変わっていませんでした。
冒菜(màocài)は火鍋より油が少ないことも理由のひとつなのか、女の子に人気の料理です。大学のエントランスにほど近い、 たくさんのお店があつまるエリアなので、ここにやってくるのはほとんどが大学生。 もちろん、安くておいしいということをよく知っている食通たちも、車を走らせてやってきます。
四川師範大学は教育系の大学ですが、言語を学べる学課が多いためもあり、女子生徒の数は、男子生徒のおよそ2倍。 そんな少数派の男子たちですが、女子にまざってでも食べにきたくなるほど、このお店は男女ともにアツイ支持を得ているのです。
ここの冒菜の特徴は、火鍋によく似たティストのスープで、各種の具材を煮たあと、具材によってそれぞれ別々のお椀にいれて、 できあがったものから一椀、一椀運んでくれるスタイル。 通常、他のお店では好きな具材を選んだ後、同じように煮付けてもらいますが、できあがった具材は、 ひとまとめにして盛り付けられて運ばれてくることが多いのです。
豆鼓をベースとした秘伝のタレも用意してくれます。 このタレを、具材を煮込んでいた素材のうまみがたっぷり凝縮されたスープとよく混ぜ、 あつあつの具材にたっぷりつけていただくと、女子に囲まれてでも 食べにきてしまう、この大学の男子学生の気持ちが少しわかったような気がするのです。
価格、おすすめ | 肉入り:普通 8.5元、大盛り 12元 野菜のみ:普通 6.5元、大盛り 9元 ※野菜の量はかなり多いです |
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住所 | 四川师范大学本部校园春天广场一楼 |
住所(英語) | sìchuān shīfàndàxué běnbù xiàoyuán chūntiān guǎngchǎng yīlóu |
営業時間 | 10:30 ~ 21:30 |
環境 | お昼、夜のごはん時は人が多いです(美人大学生も多い)。トイレは施設内にあります。 |
その他 |
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中川正道、1978年島根県生まれ。四川師範大学にて留学。四年間四川省に滞在し、四川料理の魅力にはまる。2012年にドイツへ移住。0からWEBデザインを勉強し、フリーのデザイナーとしてドイツで起業。2017年に日本へ帰国。「人生の時を色どる体験をつくる」をテーマに妻の中川チカと時色 TOKiiRO 株式会社を設立。
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