庶民が生んだ美食
“冒鴨子” (mào yāzi) 辛
醤油漬け(漢方入り)にした鴨を火であぶり、秘伝のスープで煮込む四川名物。鴨の血、モヤシなどの野菜もスープに入れて一緒に食べる。鴨は身が引き締まり、食弾力のある感が絶妙。濃い香り鼻に残る。醤油ベースの味。
庶民的な鴨料理といえば、この料理「冒鴨子」!
「冒」(mào)とは、”スープで煮込む”という調理法をあらわした中国語。
一説によれば、「冒鴨子」(mào yāzi)は、冒菜の調理法を基本とし、これをカモで同じ調理を試してみたらおいしいかも?というアイデイアでつくられたとか。
そんな「冒鴨子」、今ではこんなにも成都の人たちのこころをギュッとつかみ、人が多く住む住居などの近くで屋台として売られています。
レストランで食べる場合、成都市内には老舗の張鴨子がありますが何年か前に行った際、あまりにも味が落ちていて愕然としました。昔は美味しかったのですが、残念なことです。
ちなみに、ここで紹介しているはお店は、以前に住んでいた地域の近くにあって、私がよく通っていました。味も、価格も文句のないお店です。
食べ方
テイクアウト専門店。器に移しそのまま食べれます。
注文方法
鴨は半分、又は丸一匹から購入。
半分買う場合
「冒鸭子,半只」 (mào yāzi , bàn zhǐ)
一匹買う場合
「冒鸭子,一只」 (mào yāzi, yī zhǐ)
基本情報
価格、おすすめ | 一般的に一羽20元前後 |
---|---|
住所 | 成都各市場の付近には大体あります。 |
住所(英語) | chéngdū de gègè càishìchǎng fùjìn |
営業時間 | 10:00 ~ 19:00 |
環境 | 売っている箇所は主に屋台。 |
その他 | 更新:2013/02/01 |
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中川正道、1978年島根県生まれ。四川師範大学にて留学。四年間四川省に滞在し、四川料理の魅力にはまる。2012年にドイツへ移住。0からWEBデザインを勉強し、フリーのデザイナーとしてドイツで起業。2017年に日本へ帰国。「人生の時を色どる体験をつくる」をテーマに妻の中川チカと時色 TOKiiRO 株式会社を設立。
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