齋飯
About me
中川正道。四川省公認の四川料理の専門家、麻辣連盟総裁、時色株式会社代表兼デザイナー。2002~2006年まで四川省に滞在、四川料理に魅了される。2012年に単身、四川省へ行き、四川の仲間たちと200店舗の四川料理店を食べ歩き「おいしい四川」サイトをリリース。2014年夏に日本初!四川料理食べ歩きガイドブック「涙を流して口から火をふく、四川料理の旅」を出版。2日間で10万人を動員した四川フェス主催。 これまでの活動が実を結び、2018年のマー活、花椒が話題になる。2019年の麻辣ブームの火付け役。


【成都】素香斎 | 禅寺で食べる四川料理

素香斎

“齋飯” ジャイファン  辛   辛 
昭覚寺が作る四川流の精進料理

これが四川の精進料理

昭覚寺

成都市北部、動物園と隣接している禅寺「昭覚寺(ジャオジュエスー)」の歴史は古く唐の時代(627~649)に建てられと言われています。17世紀前半に全焼、1649年に再建、そして、文化大革命で破壊。1985年に修繕が行われました。

茶道の中の「茶禅一味」 (茶道と禅は同じ境地にあるべき)という考えは昭覚寺に住持をした圜悟禅師(えんご)が提案した思想と言われています。宋の時代の話なのですが、実は日本にゆかりのあるお寺なのです。

素香斎

経済改革が始まった1980年代、昭覚寺にも改革の波が押し寄せます。当時は皆貧しく、お寺の賽銭、お香等を買う人が少なく運営は困難に。そこで、精進料理の店を作り、運営費を捻出しようと試みます。

最初は経験もなく、普通の精進料理を提供するのみでしたが、次第に顧客も増えていきました。顧客が増えていくにつれて、料理の要求も高くなり、新しい独自の精進料理を編み出します。それが今回ご紹介する四川の精進料理です。料理名に肉と書いてありますが、それは肉に見立てた野菜。これも立派な四川料理の一つなのです。

昭覚寺

食べ方

好きなテーブルに持っていき食べてください。レストラン内、お茶屋の中、どこでもOKです。

注文方法

用紙をもらい、食べたい料理に印をつけます。その紙を料理券売り場のお坊さんに渡し、代金を払い、料理券を受け取ります。 その料理券を持ち、奥の調理場へ行き、料理を受け取ります。ご飯も自分でよそいます。食べ終わったら、皿を洗い返す事。

基本情報

価格、おすすめ 香辣鶏塊 19元、鍋巴肉片 12元、魚香肉絲 15元
住所 四川省成都市成华区昭青路333号昭觉寺
住所(英語) sìchuānshěng chéngdūshì chénghuáqū zhāo qīnglù 333 hào zhāojuésì
営業時間 10:30 ~ 14:00
環境 お茶屋が併設されているので、ゆっくり過ごせます。
その他 更新:2013年2月

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中川正道
中川正道、1978年島根県生まれ。四川師範大学にて留学。四年間四川省に滞在し、四川料理の魅力にはまる。2012年にドイツへ移住。0からWEBデザインを勉強し、フリーのデザイナーとしてドイツで起業。2017年に日本へ帰国。「人生の時を色どる体験をつくる」をテーマに妻の中川チカと時色 TOKiiRO 株式会社を設立。
四川料理マニアたちがつくる四川料理の祭典「四川フェス」主催。過去動員数累計24.5万人。四川料理、しびれ、麻辣、マー活ブームに火をつけ中華業界を盛り上げる。